ヒメカツオブシムシの幼虫を発見し、自分で掃除や市販の殺虫剤を使って対策をしてみたものの、一向にいなくなる気配がない。むしろ、次から次へと見つかる。そんな状況に陥ってしまったら、自力での駆除の限界を感じ、専門の害虫駆除業者に依頼することを検討すべきかもしれません。しかし、業者に頼むと費用もかかるため、その判断には迷うものです。ここでは、プロに駆除を依頼すべきかどうかの判断基準をいくつかご紹介します。まず、最も重要な基準は「被害の範囲と頻度」です。もし、幼虫が家の中の特定の場所だけでなく、リビング、寝室、クローゼットなど、複数の部屋で、かつ継続的に発見される場合は、発生源が一つではなく、家全体に広がっている可能性が高いです。この段階になると、市販の殺虫剤や部分的な掃除だけでは追いつかず、根本的な解決は困難です。プロに依頼して、家全体の徹底的な調査と駆除を行ってもらうのが賢明です。次に、「高価な衣類や収集品への被害」です。カシミヤのコートやオーダースーツ、毛皮、あるいは昆虫標本や剥製といった、金銭的にも精神的にも価値の高いものが食害に遭っている、あるいはその危険性が高い場合も、専門業者への相談をお勧めします。プロは、それぞれの素材や品物に合わせた、最適な駆除方法(薬剤の選定やガス燻蒸など)を熟知しており、被害を最小限に食い止めながら安全に駆除を行うことができます。また、「原因不明のアレルギー症状」に悩まされている場合も、判断基準の一つです。ヒメカツオブシムシの幼虫の抜け毛が原因で、家族の誰かに皮膚のかゆみや発疹が出ている疑いがあるなら、健康被害を食い止めるためにも、専門家による徹底的なアレルゲン除去が必要になります。自力での対策に時間と労力を費やしても改善が見られない場合、精神的なストレスは計り知れません。そのストレスから解放されるという意味でも、プロの力を借りることは、決して高すぎる投資ではないはずです。