家の中に蜂が一匹いるだけでも大事件ですが、もしそれが「巣」であったなら、その危険度は計り知れません。屋根裏や天井裏、壁の中、床下といった、普段目にしない場所に蜂の巣が作られていた場合、その対処法を誤ると、命に関わる深刻な事態を招く可能性があります。家の中で蜂の巣を発見した際に、絶対にやってはいけないことを肝に銘じておきましょう。まず、最も危険な行為が「自力での駆除を試みること」です。特に、相手がスズメバチであった場合、市販の殺虫剤で太刀打ちできるレベルではありません。閉鎖された空間で巣を刺激すれば、何百という数の蜂が一斉に襲いかかってきます。逃げ場のない室内で蜂の大群に襲われれば、アナフィラキシーショックで命を落とす危険性が極めて高いです。巣が小さく、相手がアシナガバチであっても、屋根裏などの不安定な足場で作業するのは非常に危険です。次に、「巣に振動や音を与えない」ことも重要です。巣が作られている壁を叩いたり、近くで大きな音を立てたりすると、蜂はそれを攻撃とみなし、警戒態勢に入ります。最悪の場合、壁紙を食い破って室内に飛び出してくる可能性もあります。巣の存在を確認したら、その部屋への出入りを極力控え、静かにしておくことが大切です。また、「巣の出入り口を塞ぐ」というのも、良かれと思ってやってしまいがちな危険な行為です。外に出られなくなった蜂は、別の出口を探して家の中をさまよったり、壁の内側を破壊して室内に侵入してきたりすることがあります。事態をさらに悪化させるだけなので、絶対に行わないでください。家の中で蜂の巣を見つけたら、私たちにできることはただ一つです。それは、「何もしないで、速やかに専門の駆除業者に連絡する」ことです。安全を確保するためには、プロの知識と技術、そして専用の装備が不可欠です。少しでも疑わしい兆候があれば、迷わず専門家に相談しましょう。
家の中で蜂の巣を発見!絶対にやってはいけないこと